#86 発表会が近づいてまいりました。
もうすぐ発表会
まだ形を整えている方、仕上げに磨きをかけている方と、進み具合はそれぞれですが、皆さんそれぞれのペースで一生懸命取り組んでおられます。本番でベストを尽くしていただけるよう、私も引き続きしっかりサポートしていきたいと思います。
公開レッスンを受けて
今年に入ってすぐ、世界的ヴァイオリニスト・漆原啓子先生の公開レッスンがあり、娘たち二人とも参加させていただきました。
受講生は小学4年生から高校生まで。レッスンでは、楽器を弾く際の音に合わせた身体の使い方や、和声・楽式論に基づいた表現の仕方について、丁寧にご指導いただきました。その中で先生は、「小さい頃から和声、楽式論、ソルフェージュを学んでおくことがとても大切」とおっしゃっていました。
全3回のレッスンを通して、二人とも音が劇的に変化しました。特に長女は、ちょうど電気文化会館での入賞者コンサートを控えており、本番で今までで一番良い演奏ができたと感じています。
私が作曲専攻だったことをお話しすると、「せっかくママの専門なのだから、ママが全部教えてあげてください。ピアノの勉強も今すぐ必要です」とおっしゃっていただき、改めて責任と使命を感じました。
当教室でも、全員ではありませんが、少し前から5年生以上の生徒さんを対象に楽典を進め始めたところでした。
今後は、伴奏付けや和声も、さらに積極的に取り入れていこうと考えています。
先生から教わったことをそのまま再現するだけでなく、「自分はこう表現したい」と、先生に言われなくても自ら楽曲を解釈し、考えて演奏できる人を育てたい――
今回の公開レッスンを通して、そう強く思いました。
早速、娘たちにはバロック時代や古典派の対位法で書かれた曲やソナチネを弾かせ、楽曲分析も教え始めました。
ただ、家族同士だとスケジュールが流れがちで、「気がついたら何週間もピアノを弾いていない」ということも続いてしまっていたため、
毎週土曜日13時30分〜と時間を決めて、
・新曲視唱
・旋律書き取り聴音
・楽典の勉強
・今弾いている曲の楽曲分析を行う
・簡単な英語の文章を読む(語学も取り込んでみました)
という内容を行うことにしました。
以前はソルフェージュクラスもいくつか開講していましたが、現在は行っていなかったため、
土曜日に一緒に参加してみたい方は、ぜひご連絡ください。
当教室の4年生以上に限らせていただきます。
こちらの時間ではなく個人レッスンでソルフェージュのみをレッスンすることもできます。ご興味のある方はご相談ください。
もちろん、このクラスに参加されなくても、
通常のレッスンの中で、今後は理論やソルフェージュをより積極的に取り入れていく方針です。
今回の公開レッスンを受け、その必要性を痛切に感じました。
お勧めの楽典の本
レッスンで私が使っている楽典の本は私の恩師中西覚先生が書かれた本です。わかりやすい楽典 手書きプリントをコピーして使っている方もいますが、こちらを今後購入していただこうと検討しています。色々な出版社から楽典の本が出ていますが、これが一番わかりやすいです。
自ら表現する
ピアノを弾く技術を身につけることも素晴らしいことですが、私はそれだけでなく、理論を知り、音楽を深く理解し、自分で考えて表現できる力を育てることが私の使命なんだと感じています。さらに、音楽を学ぶ中で、その作曲家の時代背景や歴史、風土まで考えられるようになれば理想です。
私自身、高校生の時に作曲専攻でしたので、中学生の頃から毎週、作曲家の中西覚作曲の先生から和声・楽理・楽式論・ソルフェージュ・ピアノを学んでいました。社会人になってからも、久行敏彦先生や松田宜正先生に作曲を師事しました。久行先生はいつも気さくで憧れのお兄さんという感じでいつも楽しく、松田先生は歴史に非常に詳しく、1つ質問すると100倍返ってくるほどの知識量をお持ちです。「こんなに面白く語る先生だったら、世界史もピアノレッスンももっと楽しかっただろうな」と思います。
どの先生も頭が良すぎて、私はいつも圧倒されっぱなしでした。
作曲専攻とピアノ専攻、両方の経験を持っていることは、今となっては私の大きな強みかもしれません。この強みを生かしながら、今日からまた新たに、レッスンに全力で取り組んでいきたいと思います。

