#83 ヤマハグレードとは
当教室では、今年度ヤマハグレード9級Bコース、8級Bコース、7級A級コースを4名の方が受験、合格しました。
ヤマハ音楽能力検定(通称:ヤマハグレード)は、ヤマハ音楽教室で学ぶ子どもから大人までを対象にした「音楽力の目安」を示す検定です。

ヤマハグレードの目的
- 子どもたちや学習者の「今の力」を確認し、自信につなげる
- 音楽学習を続けていく上での目標づくり
- 合格という形で「がんばった証」を残せる
「コンクールのような競争」ではなく、「一人ひとりの成長を見守る検定」である点が特徴です。
グレードの種類
ヤマハグレードは大きく分けて次の2種類があります。
① 音楽能力検定(13〜6級)
- 主に子どもや初級学習者向け
- 「聴奏」や「即興」など、楽譜を読む力と音を聴き取る力をバランスよく評価
- ピアノ演奏だけでなく、音楽的な総合力を育てる目的
② 演奏・指導グレード(5〜1級)
- 音大生、専門家、指導者を目指す人向け
- 高度な演奏力・指導力を評価
- ピアノの先生や音楽指導者が持っていることも多い資格
グレード試験の内容
- 演奏:自由曲や課題曲を演奏
- 聴奏・即興:耳で聴いた音を再現したり、その場で短い曲を作ったりする課題
- 楽典:楽譜の読み方、音楽理論など(上級になるほど詳しく)
小さな子ども向けの級では、無理なくできる範囲で出題されるので安心です。
ヤマハグレードのAコースとBコースの違い
ヤマハの「13級~6級」のグレード試験には、AコースとBコースがあります。
お子さんや学習者の年齢・習熟度に合わせて選べるのが特徴です。
Aコース(演奏力に特化したコース)
内容:演奏(自由曲・課題曲)のみ
特徴:耳や即興のテストはなく、演奏中心の試験。
メリット:ピアノの発表会やレッスンの成果をわかりやすく形にできる。
演奏力を客観的に見てほしい方に向いています。
Bコース(総合的に学ぶコース)
内容:演奏(自由曲・課題曲)
- 聴奏(耳で聴いたメロディを再現)
- 即興(その場で音を組み合わせて短い曲を作る)
- 特徴:演奏力だけでなく、聴く力・創る力・表現する力をバランスよく評価。
- メリット:音楽を総合的に学びたい子におすすめ。
「楽譜がなくても音楽を楽しめる力」が育ちます。
受験するメリット
- 達成感が得られる
合格証書をもらえることで「次もがんばろう!」という気持ちになる。 - 目標ができる
「次は○級を受けてみよう」と、小さなステップを踏みやすい。 - 総合力が身につく
ただ楽譜を弾くだけでなく、耳・リズム感・表現力が鍛えられる。 - 記録に残る
将来音楽を続けるときの実績として活かせる。
まとめると…
Aコース=「演奏力をシンプルに評価」
Bコース=「音楽をトータルで学ぶ」
Bコースは少し難しい分、音楽的な総合力が身につき、Aコースは挑戦しやすいのが魅力です。
ピアノを習うというと、どうしても演奏力の勉強だけに偏りがちです。
けれどもヤマハグレードの Bコース では、和音の勉強、即興演奏、初見、聴奏などを通して、総合的に音楽を学ぶことができます。
そのため、ヤマハ演奏グレードを受ける場合可能であれば、 Bコース がおすすめです。
音楽を総合的に学ぶことで、楽譜を読む力だけでなく「聴く力」や「自分で表現する力」も自然と身につきます。
こうした力は、演奏をより豊かにし、将来どんなジャンルの音楽にも柔軟に対応できる土台となります。どちらを選んでも「合格証書」がもらえて、達成感や自信につながります。
ヤマハグレードは、「音楽を学ぶ過程で、自分の力を楽しく確認できる検定」。
合格がゴールではなく、音楽を一生楽しむための“道しるべ”のような存在です。
ピアノを習っているお子さんにとって、練習のモチベーションアップにもつながります♪
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