講師紹介

中野浩子のストーリー

音楽を始めたきっかけ

私が音楽を始めたきっかけは、近所のお友達がこぞってヤマハ音楽教室に通い始めたから。私も鳥の絵のついた青いかばんを持って音楽教室に通いたくて母にお願いをしました。

幼児科というグループレッスンに入りましたが、誰よりも張り切って先生の周りで歌を歌ったり、音当てをしていました。みんなより良くできたので自分に自信がつき、風邪をひいたり、熱をだしたりして休みがちだった幼稚園も休まなくなりました。心と体はつながっているのだなと思います。そして、オーディションを受けて作曲やコンクールに出演する週２回通う専門コースへ入りました。

ピアノが弾けない！？

ソナタを弾き始めたころ少し練習が面倒になり、またその数年後には思春期を迎え、人前で緊張で手が震えて弾けないという時期が長く続きました。自分の表現したいことがステージで出来るようになるまで、随分時間がかかりました。

願望を実現すること

本番までどのように計画し、頑張るか、またどうしたら本番で力が発揮できるのかそういったことが少しずつ大人になるにつれて分かってきました。最近になって、子育てをする中で、脳科学や量子力学といった分野の先生とお話する機会があり、音楽は脳科学だということに気付きました。ピアノを通して私が経験してきたことを皆さんに伝えたいです。どのように自分の中に起こるネガティブと向き合い、夢や目標を達成していくか、これはピアノ以外の大事な試験や試合、ビジネスの場で使えると思います。音楽をしていることは必ず将来大きな武器になると思います。

学生時代

高校は、作曲科を選び入学しました。作曲科では、和声、対位法、作曲と幅広い勉強ができ、またいろいろな楽器の専攻の才能ある友人と知り合えた楽しい日々でした。

大学はピアノを専攻しました。そして、私が再びピアノに目覚めたのは大学の卒業演奏で弾いたプーランク。近現代のフランス音楽に魅了されました。

大学卒業後

ヤマハ音楽教室のシステム講師として１４年勤務。多くの研修等多くの学ぶ機会に恵まれました。そこで数千名の親子と関わってきました。常に多くの生徒を持たせていただき、日曜日も発表会やグレード、コンクール、リハーサル…休みのない月もあり、多忙でしたが、専門コースでは、ハイペースなレッスン、コンクール全員出演、創作、ソルフェージュ、アンサンブル指導等を行うコースを担当し、優秀な生徒を持たせてもらうことで自分も成長してこれました。

演奏会に出演すること

また大学の先生の門下生の卒業生で毎年演奏会を開くことになっていました。何年か出演し続けているうちに自分の演奏が変わってきたことに気が付きました。人に伝える演奏や雰囲気を身に付けるためには、場数を踏む、人前で演奏する、これがレッスンをたくさん受けることよりも大切なことだと身を持って体験しました。

ヤマハ講師時代は、グレードも毎年計画受験し、２級グレードを受ける講座をエリア指導スタッフが計画して下さりオーディションに合格。特待生となり憧れの作曲の久行俊彦先生やチャイコフスキーコンクールで入賞した松村秀臣先生にピアノレッスンを受けることができました。また上原彩子さんを育てた故・ヴェラ・ゴルノスタエヴァ先生にも教えていただきました。グレード試験は、見事一発で合格しました。人生で一番充実した時間でした。

卒業後は、作曲を故・松田宜正先生に習っていましたが、先生が毎年ＣＤを出版されていて先生の作品に門下生も入れていただきＣＤを制作するという経験もしました。作品演奏会にも出演させていただきました。

自宅にて音楽教室を開講

結婚、出産を機に自宅でピアノ教室を２年前から始めました。娘の友人にピアノを教えてほしいと頼まれたことがきっかけでした。たった1人の生徒が、今はたくさんのかわいい生徒たちと大人の趣味で音楽を楽しまれている方が通う音楽教室となりました。小さな種から大きな花を咲かせてほしい、そんな思いで「ひまわり音楽教室」と名づけました。大好きなお仕事が毎日出来ることに本当に感謝しております。