＃３７　コンクール入賞おめでとう！

お母様の素晴らしいサポート

先日、生徒さんが第8回YJPC出場者選考会ピアノフェスティバル2023に出演し、奨励賞をいただきました。私のお教室へ通い始めて２年。コンクールに出演するのは初めてで、コンクールに出ることを決めてからレッスンの内容も家庭での練習の仕方も変わりました。この数か月で急成長してきたお子様の頑張りはもちろんですが、お母様の支えがあってこその結果です。どのようにしてサポートして下さったのかお母様にお話を伺いました。とても大切なことをたくさんお話して下さいました。

コンクールにでたきっかけは？

ピアノは楽しく習っていたけれど、練習に身が入らず親子で目指す目標が欲しいと思ったことがきっかけです。沢山の人を喜ばせられる演奏がしたいと本人の想いも後押ししてくれました。

コンクールにでてよかったこと

曲をただ間違えずに弾くだけでなく、表現や音色など細部にわたり曲を仕上げていくよう先生に指導していただきました。その過程で本人の中で『こんなふうに弾きたい』という目標が明確になり、その目標が今までのはるか上のレベルのものを目指していて、一気にピアノの技術、表現力が向上しました。

また大きなホールでたくさんの人の前で弾くということ、緊張の中で力を出し切れた喜び、努力が結果に結びついたことなど、たくさんの経験ができたこともよかったです。

練習で気づいたこと

日々の練習の時間を確保するために生活リズムから整えることが必要で、時間管理能力や集中力もついたと思います。

ついつい練習で出来ていないことばかり指摘してしまい娘が泣いてしまうこともありましたが、日々の育児と同じで出来ているところをその三倍褒める意識が大事だなと感じました。

今までなら出来ないと拗ねたりやる気をなくしていた娘ですが『弾けなくて悔しい』と泣いてそれでも練習をやめなかったことはすごい成長だなと思います。

キッズコーチング講座

そして、ちょうど課題曲を練習し始めた頃、キッズコーチングの講座も２回受講していただきました。そこで子供たちへの声掛け、コンクールに娘達とチャレンジするときの心構えやスケジュール管理、練習方法などもお伝えさせていただきました。私も試行錯誤中ですが、ご興味のある方はこちらもお話させていただきます。

お母様からもこのような感想をいただきました。

発表会やコンクールは、もちろん賞をいただけることは嬉しいのですが、それ以上に母として成長出来る機会であり、より良い親子関係を見直すきっかけとなります。
成長の過程を応援していくこと、また応援され自信を持つこと、努力を楽しむこと、親子で様々な目標を達成していくこと（賞をいただくことが最終ゴールではなく）、たくさんの人の前で自分を表現すること、これらはきっと人生の財産になると思います。

この達成感、爽快感が忘れられなくて、私はピアノを弾いているのかもしれません。

これからの成長が楽しみです。