＃４３　初めてのシンクルーム！オンラインでアンサンブル！vol.1

遠方に住む友達とオンラインでアンサンブルをすることになり、初めてシンクルームというヤマハが提供している、リアルタイムでセッションできる無料アプリを使うことになりました。ZOOMやLINEといったアプリだと遅延が発生してしまうので、同時に演奏が出来ません。

また、シンクルームはオンラインレッスンにも使える！と思い、オンラインセッションについて分かったことをこちらに書かせていただくことにしました。

シンクルームのアプリをダウンロード

ヤマハ　シンクルーム　のサイトから無料ダウンロードできます。mac でもwindowsでも使えます。

何も機材を使わない状態でもシンクルームを使えると聞いたので、アプリを立ち上げてみるとザーっという砂嵐の音が…。接続テストルームに入り、音を出すと雑音になってしまう…。本当に使えるのだろうかと弱気になりながら、ヤマハミュージック名古屋へ電話。オンラインセッションに必要だと思われるオーディオインターフェイスやマイクを実際に体感してみるため予約をしました。

オンラインセッションに必要なもの

オンラインセッションに必要なものは、こちらです。

・楽器
・PC
・マイク
・オーディオインターフェイス
・有線のネット回線
・ヘッドフォン

インターネット環境

どんなに良い機材をそろえてもインターネット環境が整っていないと遅延が生じてしまいます。時間帯や場所によっても異なっていて、例えばWBCの時間帯など回線が込み合い速度が落ちてしまい、アンサンブル出来ないこともあるそうです。インターネット速度テストを行ってみてください。

また、安定した有線でつなぐことが望ましいです。

回線チェッカーはこちら

15Mbps程度あれば問題ないそうですが、それに加えて通信の安定性も重要となります。

マイクの種類

マイクと言っても用途に合わせて使うマイクが違うようです。たくさんマイクの種類がありますが、今回は２つのマイクをご紹介します。

・コンデンサーマイク…　録音向け
・ダイナミックマイク…　ライブ・イベント・カラオケで使われる

我が家は、バイオリン2台でアンサンブルに参加するので、ダイナミックマイクを使っても良いかも…　ということでしたが、今回はコンデンサーマイクを使います。

電子ピアノやエレクトーンなどの電子楽器の場合は、オーディオインターフェイスをラインでつなぐことができます。

コンデンサーマイクのおすすめ

YCM01(ヤマハ）

バイオリン２台なので、こちらを２本購入しました。グランドピアノの場合は、屋根を開けて低音と高音にマイクを設置します。

オーディオインターフェイスとは？

オーディオインターフェイスとは、楽器とマイクをパソコンに繋ぐための機器です。
このようなイメージです。
マニュアル/シンクルームより

オーディオインターフェイスのおすすめ

AG03/ヤマハ

マイク１本接続　
マイクの音量を手元で調節できるボリュームスライダーがついています。

AG０６/ヤマハ

マイク２本接続
マイクの音量をつまみで調節します。

ヘッドフォン

スピーカーを使うと遅延が生じるので、ヘッドフォンを使った方が良いとのことでした。音が混ざり合って、ディレイ状態になってしまうそうです。

バイオリンの場合は、肩当とぶつかってしまうので、コードを後ろに垂らしたり、ライトとレフトを逆にして演奏もできるということでした。ただ、ライトとレフトを逆にした場合、若干違和感があるかもしれません。

なぜなら、ピアノをイメージしてみてください。右側から高音が出て、左側から低音が聴こえますよね。それが、逆になるとおかしく感じるかもしれません。

ヘッドフォン

スピーカーにもリスニング用とモニター用があるように、ヘッドフォンにもリスニング用とモニター用があります。

リスニング用は音を心地よく聴くため、観賞用に作られたもので、モニター用は音楽制作や動画編集用につくられたものです。

普通のリスニングヘッドフォンではただ聴こえるというだけで、本来なら聴こえているはずの音が聴こえていないかもしれないとのことでした。リスニング用ではなく、モニターヘッドフォンを買うように勧められました。

ヘッドフォンのおすすめ

モニターヘッドフォン　MT5

マイクスタンド

マイクスタンドK&M　ST271

こちらのスタンドは、高さと角度のねじが別々で調性しやすいです。足が滑りにくく少し重量感があり安定感があります。また畳んだときに立てられます。

ヤマハミュージック名古屋

今回、ヤマハミュージック名古屋さんで全ておすすめを聞いたので、ヤマハの商品が多いです。またここにのせていないもっと本格的な商品や高額のものも売られていました。ですが、今回は初めての方でも比較的に手が届きやすく、安心できるものという視点で選び紹介させていただきました。

これらを一気にそろえると大変ですが、徐々に様子を見ながら足していくと良いかもしれません。マイクも絶対に２本無いといけないわけでもヘッドフォンもモニターヘッドフォンじゃないと聴こえないということではありません。

いつか皆さんとオンライン、シンクルームで繋がれる日を楽しみにしています。

まずはヤマハ　シンクルーム　から無料ダウンロードをしてみてくださいね。

そしてここに全て書ききれていませんがこれらの話をなんと２時間くらいかけて、山本さんと松浦さんのお２人が丁寧に説明してくださいました。

ヤマハミュージック名古屋　２階　ギター・ドラム・シンセサイザー・音楽制作

日本にはヤマハの直営店が１０店舗あり、名古屋はヤマハ直営店のため音楽制作に詳しいスタッフが在籍しています。初心者の私が何を聞いても分かりやすく専門的な知識のスタッフが直接説明して下さいます。